フォトコンテストで写真を魅力的にする余白の付け方

こんにちは、たかです。

先日、フォトコンテストの審査に携わっているプロの写真家の方からこの記事の内容についてコメント欄でご指摘を頂きました。

ネット上に載っていた情報から私の独断を交えて書いていた記事になりますが、フォトコンテストの現場ではこの記事にあるような内容で写真の優劣が決まることはないそうです。

下記に改めてフォトコンテストに応募する場合の余白について書きました。
フォトコンテストに応募する写真の余白の付け方

以下は「フォトコンテスト応募」という目的には間違った情報となりますが、こういう風に余白をつけてはNGですよという悪い例として残しておこうと思います。正しい余白の付け方については上記の記事にまとめています。

・以下「フォトコンテスト応募」する場合の誤った余白の付け方

去年まではキタムラのプリントサービスにお任せしていましたが、今年から自宅プリントでフォトコンテストに挑戦しています。
プリントってやってみるととても奥が深くて面白く、プリンター、印画紙、インク・・・こだわるポイントがたくさんあって悩ましいです。

今日はプリントするときの余白の話。

先日、裏磐梯で撮影してきた写真を印刷してみました。

左上は余白が少なめにとったもの、右上は余白を大きくとったもの。左下は余黒をとったもの、右下はフチなし印刷にしたものです。

どうでしょうか?個人的には朝焼けを写した写真ですので右下のフチなし印刷が一番気持ちよく感じます。一方で余黒にしたものは朝焼けの風景なのに写真が重く感じられますし、左上は余白が中途半端でこれであれば余白ない方が印象が良いように思います。

余白の付け方一つでずいぶん写真の印象が変わると思いませんか?
フォトコンテストに応募するなら出来るだけ大きく印刷して審査員にアピールしたいですよね。

私は何も考えずにいつもフチなし印刷でフォトコンテストに応募していましたが、調べてみると意識して余白をつけることでその写真をより審査員の心に響くようにできるようです。フチも写真表現の内ということなのだと思います。

ウェブや書籍で学んだ写真表現としての余白の付け方について備忘録としてまとめます。

写真の印象を変える余白のつけかた

広めに余白をとる

広めの余白は写真全体を明るい印象に、またフチがあることで自然と中央に視線を誘導する効果があります。

広めに余黒をとる

余黒とは文字通り、写真のフチを黒くすることです。余白が写真を明るく見せるのに対して、こちらは写真を重厚感を感じるように見せる効果があります。

フチなし印刷(余白・余黒をとらない)

規定サイズいっぱいに印刷するので、その写真の印象を強くすることができます。単体ではインパクトがありますが、フォトコンテストなどの場では複数の写真と並べられることになるので個性がなく無難に見えてしまう可能性がありそうです。

まとめ

今までは何も考えずに全てフチなし印刷をしていましたが、今後は写真の雰囲気に合わせて余白のつけかたにも工夫してフォトコンテストに応募していきたいと思います。まずは初入賞したいです!

プリント始めたばかりの私が書いているのでフォトコンテスト常連の方などがこの記事読まれたら、「いやいやそれは違うよ」「もっとこうしたら」などあるかもしれません。そんな時はぜひコメント欄にてご指摘いただけましたら幸いです。

私や同じようにプリントに取り組み始めた方の参考記事になればと思います。

よろしくお願いします😀

 




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2 件のコメント

  • この記事を参考にされる方がいるでしょうから、それでは少しまずい、と思う点がありましたので、コメントさせていただきます。
    私は、プロの写真家(JPS、APA)で、たくさんのコンテストの審査に携わっている者です。差し障りがありますので、コンテスト名、名前の公表はお許しください。
    基本的に、余黒(余白)の有るなしで、作品を評価することはありません。コンテストによっては、まったくの素人の方ばかりが審査していることもあるようですから、そのような時には、中身でなく、見え方で気持ちが揺れることもあるかも知れませんが、私の関係している数十のコンテストでは、あくまで中身を見ていて、余黒(余白)がどうかなんて、気にしたことは、ただの一度もありません。
    ただ、アマチュアのコンテストの場合、規格外の作品があきれるほど多くあります。余黒(余白)が通常のラボプリントの範囲、5ミリから精々8ミリぐらいでしょうか、その範囲を越えている例えば20ミリとか、ひどい場合は50ミリぐらいのもありますが、そのような場合は、規格外(規定外)として、審査以前に落とします。シャープネスの見え方などに影響する図柄もありますから、公平さを欠くからです。コンテストですから、公平な土俵で競って欲しいと思います。滅多にないことですが、作品がとてもよければ、余黒(余白)の幅が微妙な時には、救うことも多少あります。募集の規格は、作品サイズであって、用紙のサイズとは、まったく違います。このサイトの例ですと、右上の作品は、完全にアウトです。コンテストによっては、入賞作品の展覧会をすることもよくあり、規格外ですと費用・手間の面で困ることもあるので、落とすこともあります。
    参考にしていただけたらと思います。

    ※アドレスにはアクセスできます。公表しないでください。

    • 剛太郎様、本記事について貴重な情報を追記いただきましてありがとうございます。
      このブログを運営しているsasakiです。お返事遅れてしまいまして申し訳ありません。

      写真を始めてまだ経験が浅くこのような不完全な記事をあげてしまうこともありまして、プロの写真家且つ審査にも携わっていらっしゃる方からこのようなコメントを頂きまして感謝しております。

      コメント欄に頂いた情報をもとに後日本記事の内容を改めまして、
      この記事を読んで頂いた方により役立つ間違いのない情報にしていきたいと考えております。

      私自身も今年はより一層コンテストに力を入れたいと思っていまして、
      今後参考にさせていただきます。

      コメントいただきましてありがとうございました。

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